2018年12月のソニー銀行金利と今後の見通し
- 2018/11/16
- 01:00
銀行の中では数少ない、翌月の適用金利を今月に発表しているソニー銀行ですが、12月は固定の基準金利が10年を除いて、低下しました。
まず変動金利ですが、これは日銀が「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」を継続していることや、日本の短期金融市場が安定しているため横ばいとなりました。変動金利の横ばいは、12月の他行の金利でも同様だと思います。
なお、ソニー銀行は返済額を5年間一定としその一定の金額の範囲内で、元本、利息の定期的な見直しを行う「5年ルール」や、5年後に返済額を見直す際に前回返済額の125%を上限とする「125%ルール」の不採用により、適用利率が急激に上昇した局面においては返済額が大幅に増える可能性があります。
ソニー銀行や新生銀行の変動金利を選択する際は、上記の仕組みの適用がないことをよく理解しておくことが大切です。
一方の固定金利ですが、中心となる基準金利の固定10年は前月比横ばいの2.030%、20年超の最長期間の基準金利は前月比0.039%低下の2.698%となっています。(基準金利から適用金利が定まります)
ソニー銀行の資金調達時期にあたる、10月下旬から11月上旬にかけては、長期金利が0.1%台半ばを中心に推移したことが要因と考えられます。
今後の見通しですが、変動金利は横ばいとして、長期固定金利の指標となる長期金利は現行水準での推移となりそうです。
米中間選挙はねじれ議会という、ほぼ予想通りの結果となりました。これにより、トランプ大統領の言動が変化することはなく、今後も米第一主義を軸とした政策が続きそうです。
来月に行われるFOMC(連邦公開市場委員会)では、利上げが行われる見通しですが、これにより米長期金利が影響を受けるのは12月下旬以降で、当面の長期金利は1.0~1.5%の範囲内での推移となる見込みです。
これらの流れを総合的に勘案しますと、12月の他行の長期固定金利はほぼ横ばいの可能性が高いと考えています。
金利一覧 住宅ローン
まず変動金利ですが、これは日銀が「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」を継続していることや、日本の短期金融市場が安定しているため横ばいとなりました。変動金利の横ばいは、12月の他行の金利でも同様だと思います。
なお、ソニー銀行は返済額を5年間一定としその一定の金額の範囲内で、元本、利息の定期的な見直しを行う「5年ルール」や、5年後に返済額を見直す際に前回返済額の125%を上限とする「125%ルール」の不採用により、適用利率が急激に上昇した局面においては返済額が大幅に増える可能性があります。
ソニー銀行や新生銀行の変動金利を選択する際は、上記の仕組みの適用がないことをよく理解しておくことが大切です。
一方の固定金利ですが、中心となる基準金利の固定10年は前月比横ばいの2.030%、20年超の最長期間の基準金利は前月比0.039%低下の2.698%となっています。(基準金利から適用金利が定まります)
ソニー銀行の資金調達時期にあたる、10月下旬から11月上旬にかけては、長期金利が0.1%台半ばを中心に推移したことが要因と考えられます。
今後の見通しですが、変動金利は横ばいとして、長期固定金利の指標となる長期金利は現行水準での推移となりそうです。
米中間選挙はねじれ議会という、ほぼ予想通りの結果となりました。これにより、トランプ大統領の言動が変化することはなく、今後も米第一主義を軸とした政策が続きそうです。
来月に行われるFOMC(連邦公開市場委員会)では、利上げが行われる見通しですが、これにより米長期金利が影響を受けるのは12月下旬以降で、当面の長期金利は1.0~1.5%の範囲内での推移となる見込みです。
これらの流れを総合的に勘案しますと、12月の他行の長期固定金利はほぼ横ばいの可能性が高いと考えています。
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