2018年11月の住宅ローン金利と今後の見通し
- 2018/11/01
- 07:00
まず変動金利ですが、これは据え置きとなりました。10月30~31日に日銀で開かれた、金融政策決定会合でも原則的な金融政策は据え置かれたため、現在は金利を引き上げる環境にはありません。
日銀は、2%の物価上昇率を達成するまでは基本的に「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」を継続する考えですが、10月31日に公表した最新の政策委員の見通しの中央値では物価上昇率が18年度は+0.9%、19年度は+1.4%、20年度は+1.5%となっており、2%の物価上昇率達成にはまだ時間がかかりそうです。(7月時点に比べて、全ての年度が下方修正)
次に長期固定金利です。11月の全期間固定金利は、三井住友銀行では前月比横ばいの1.790%となっています。長期金利が月平均では、0.15%前後で推移したことが要因と考えられます。
今後の見通しですが、変動金利はしばらく据え置きとして、長期固定金利の指標となる長期金利もほぼ横ばいの展開となりそうです。
日銀の政策変更後、しばらく0.15%前後で推移していた長期金利ですが、徐々に水準を切り下げ、現在は0.1%前後で推移しています。
この要因としては、世界的に株価が乱高下し、リスク回避の国債買いが強まっていることが挙げられます。ただし、今後も株価の乱高下は続くものの、長期金利は0.1~0.15%前後のレンジ内で推移する見込みです。
これらの要因を総合的に考慮しますと、長期金利に連動する、来月の長期固定金利は、ほぼ横ばいの可能性が高いと考えています。なお、フラット35の金利は月初の第1営業日にあたる、1日正午に発表の予定です。
日銀は、2%の物価上昇率を達成するまでは基本的に「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」を継続する考えですが、10月31日に公表した最新の政策委員の見通しの中央値では物価上昇率が18年度は+0.9%、19年度は+1.4%、20年度は+1.5%となっており、2%の物価上昇率達成にはまだ時間がかかりそうです。(7月時点に比べて、全ての年度が下方修正)
次に長期固定金利です。11月の全期間固定金利は、三井住友銀行では前月比横ばいの1.790%となっています。長期金利が月平均では、0.15%前後で推移したことが要因と考えられます。
今後の見通しですが、変動金利はしばらく据え置きとして、長期固定金利の指標となる長期金利もほぼ横ばいの展開となりそうです。
日銀の政策変更後、しばらく0.15%前後で推移していた長期金利ですが、徐々に水準を切り下げ、現在は0.1%前後で推移しています。
この要因としては、世界的に株価が乱高下し、リスク回避の国債買いが強まっていることが挙げられます。ただし、今後も株価の乱高下は続くものの、長期金利は0.1~0.15%前後のレンジ内で推移する見込みです。
これらの要因を総合的に考慮しますと、長期金利に連動する、来月の長期固定金利は、ほぼ横ばいの可能性が高いと考えています。なお、フラット35の金利は月初の第1営業日にあたる、1日正午に発表の予定です。